自学自習には友人が必要。教育効果を向上させるピア効果の威力

自学自習の効果を高めるのに大切なことは、どんな友人を味方につけるかです。
自学自習というと一人きりで机にむかって勉学に打ち込む、そんな孤独なイメージがつきものですが、それは誤った考えと言えます。
近年、教育メソッドの研究がすすみ、切磋琢磨というものが実は想像以上に高い学習効果を生むことが分かってきたのです。
ある複数の大学において、その学校のスクールモットーを理解し、共感しながら学習をしている学生が全体のどれくらいいるかを調査しました。
そうした高い向学心をもった学生の割合が多い学校ほど、学生ひとりあたりの学習時間や読書にあてる時間が長くなる傾向があることが判明しました。
このことから分かることは、勉強が好きな学生は、その周りの学生にも影響力をもち、勉強好きの学生を増やす力を持っている、ということです。
こうした勉強に対する向き合い方が波及することを専門用語で「ピア効果」と呼びます。
大学という集団的教育機関においての効果はもちろんのこと、一人で机にむかう自学自習の学習環境にもピア効果は適用が可能です。
高い向学心をもち、自分と同じがそれ以上に勉強が好きな友人がいるかどうかは、ひるがえって自分自身に良い影響をもたらすのです。
また、自然に自分が友人にとって良い影響を及ぼす存在でありたいという気持ちも湧き、勉強への意欲アップが期待できます。

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